さかぽん先生のみちしるべより

さかぽん先生のみちしるべは、不登校で悩んだら最初に相談するところです。少しでも皆さんのお役に立つようなことを発信していきます。

「みちしるべ」ができるまで。その想い。3

前回に引き続き、私たち夫婦が、なぜ「さかぽん先生のみちしるべ」を

・カウンセリング
・家庭教師
・塾
の3本柱で始めたのか、について
少しずつ紹介していこうと思います。


前回までのブログで、私たちの勉強をすることに対する思いをお伝えしました。

 

では、なぜ不登校専門にこだわったのか。

 

1番は、さかぽん先生が、
不登校の子どもたちに自分ができることはないかという思いをずっと持っていたからです。

 

塾で出会う不登校の子どもたち。
塾を卒業して高校生になってから不登校になる子どもたち。
ボランティアで出会ったフリースクールで出会った子どもたち。
そんな子どもたちと、まだ出会えていない不登校の子どもたちに、自分には何かできることがあるはずだと思い続けていました。

 

10年前に始めた
YouTube タダで学べるさかぽん先生
も、そんな子どもたちや、かつて不登校だった今の大人たちの役に立ちたくて作り始めたのでした。

 

私(かな先生)はというと、

塾で出会う不登校の子ども、その保護者の方に対して何もできなかった自分に心残りがありました。
話を聞くだけしかできない、
本当のところを解りたい気持ちはあっても、わかろうとする時間がありませんでした。
いつか不登校で悩む子どもや保護者の方のお役の立てるよう勉強して活動したいと思っていました。


すると、ある日幼稚園にごきげんに通っていた長男が、急に
「幼稚園行きたくない」と泣き出し、休みたいと言ったのです。

f:id:michishirubedesu:20220902224425p:image
その時の私ときたら、どうしてあげたらいいのかわからなくて、頭でわかっていることも行動に移すのは難しく、
一日中胸が苦しく、モヤモヤを抱え、
このまま幼稚園を休み続けるようになって、
学校にも通えず、
社会不適合者となる。
早めに離島で暮らした方がいいかな。
農業、漁業、学んでおこうかな。
と真剣に思っていました。

 

結局幼稚園を休んだのは1日でしたが、
バス通園のところを毎日送迎して、
毎朝子どもの発言にドキドキざわざわして。
元通り楽しく通えるまで2ヶ月ほどかかりましたが、
そん2ヶ月でも、ものすごく疲れたし、長かったと思いました。
そんな経験をしている時、私に足りない経験を息子がさせてくれているんだと思いました。

 

 

不登校だから
といって、人生終わりではない。
不登校だから
といって、恥ずかしくない。
不登校だから
といって、選択肢は狭まらない。

 

不登校の経験を経て社会に出た人はこう言います。
『あの時期に、自分の本当にしたいことはなにか。なんのために学校に行くのか。ということを真剣に考えられた。』
自分に向き合い、じっくりと自分を見つめ直す貴重な時間なのかもしれません。

 

特に何も考えなくても、何もしなくても
毎日そこそこに暮らしていける時代です。
だからこそ不登校というのも、複雑です。

 

そんな私たちが
考えて考えて、
「さかぽん先生のみちしるべ」
始めました。

〜続く〜