不登校の子どもに親ができること①
学校で、何かが苦しくて、もしくは
特にものすごい理由がなくても、
家に避難することを選んだ子どもは、
自分の居場所があると安心できる家庭の空気の中でエネルギーを回復します。
そして、エネルギーがたまったその後、やっと前に進むことができます。
親が「なんとか1日でも学校に行ってほしい」と思っているうちは、
子どもにとって、家が安心できる場所ではないのです。
親の気持ちを受け止めて
子どもは無理して学校に行きます。
家でほんの少したまったエネルギーを一気に使い果たして、
また家で休まないと動けないという状態になります。
また、親が「ゆっくり休んでいいよ」と思っても、
子どもが罪悪感にさいなまれ、しんどくなってしまいます。
このように、学校には行けていないが家にいても心は休めていない状態を
『葛藤期』と言います。
学校に行ってほしいと思ってもダメ。
休んでいいと思ってもダメ。
え?ではどうしたらいいの?ってなりますよね。
そう思ってはいけない、ということではないんです。
親の心理が子どもに反映したらこんな状況になりやすい、ということを
知っておくだけで、親の負担が全然違います。
では、『葛藤期』に親はどんな気持ちで
どう子どもに接すればいいのか、悩まれると思います。
その具体的な内容を次回おつたえしますね。
今を大切な機会と信じてください。 選べる未来はたくさんあります。